製品紹介 product

銅合金鋳物(砲金、ブロンズ)の製造を中心に、その他非鉄金属・鉄系素材を幅広く取り扱っています。
鋳造後は荒加工を行い、お客様のご要望に応じ各検査・刻印を行い出荷致します。

青銅鋳物は船舶艤装品・機械部品を中心に、多種多様に利用されています。
小型単品から大型製品、試作品から数物まで対応可能です。
小径ブッシュ1つからでも御受け致します、どのような製品・形状・材質もご気軽にご相談ください。

銅合金系素材
  • 青銅鋳物 CAC402、CAC403、CAC406
  • りん青銅鋳物 CAC502、CAC503
  • 鉛青銅鋳物 CAC602、CAC603、CAC604
  • 高力黄銅鋳物 CAC303、CAC304
  • アルミ青銅鋳物 CAC702、CAC703
  • 黄銅系規格品
  • 銅合金各種の遠心鋳造品、連続鋳造品素材
  • オイルレスメタル
  • 銅素材規格品
鉄系素材
  • ステンレス鋼管パイプ
  • ステンレスシームレスパイプ
  • ステンレス鋳物、鉄系鋳物(FC、FCD)
フェノール樹脂素材、その他非鉄素材
  • PR-2123、PR-2222、その他樹脂素材
  • アルミ鋳物、防蝕アルミ
  • 亜鉛鋳物、防蝕亜鉛
  • ホワイトメタル、その他非鉄素材
 
ブッシュ スリーブ 丸棒ブッシュ(ブッシング)、小径スリーブ
青銅・真鍮・高力黄銅 丸棒
ベアリングディスク メタル ライナー割りメタル、ベアリングディスク
板材、パッキンケース
銅合金鋳物黒皮割りグランド
ライナー、ディスク、ブッシュ
ブッシュ ブッシング大径ブッシュ つば外径770mmΦ ベアリングディスクベアリングディスク 外径1600mmΦ 船舶 漁船 銅合金 ブラケット小型船舶用ブラケット
ステンレス スリーブ大型SUSスリーブ 外径600mmΦ ステンレス 鋼管 パイプ小径SUSスリーブ、底付きSUSピントルスリーブ
フェノール樹脂 ブッシュフェノール樹脂積層管




製品ができるまで manufacturing process


お見積りから出荷まで通常納期1か月頂いておりますが、短納期対応も可能です。
木型があり鋳造のタイミングが合えば、最短で翌日の出荷が可能です。
納期はお気軽にご相談ください。

機械設備・船舶の修繕など至急調達が必要な場合にも、スピーディーに対応致します。
(各種試験が必要な場合などはご相談ください)


商品ができるまでの流れ

①お見積り

材質、仕上り寸法、納入寸法、納期、検査の有無などを元にお見積りを行います。
1個からでもお見積り・鋳造可能です。お気軽にお問い合わせください。

②木型の作成

仕上り形状を元に木型を作成します。
木型は加工代(納入寸法までの加工余肉)や、縮代、鋳造法案も考慮する必要があります。
弊社では木型は一部を社内で製作しておりますが、ほとんどは木型屋への外注となります。

・ 縮代(ちぢみしろ)… 金属が液体から個体に変化するときの凝固収縮代、10~20/1000㎜ほど材質に合わせ勘案します。
・ 鋳造法案(ちゅうぞうほうあん)… 溶湯の鋳込み方(溶けた金属の入れかた)、湯道や押湯などの決定。
・ 溶湯(ようとう)…  湯とも呼ばれる。固体の金属に熱を加え高温にして溶解し液体状態になったもの、銅合金は1000~1200度程。
・ 湯道(ゆみち、ゆどう)… 溶湯の流れる通り道。
・ 押し湯(おしゆ)… 堰とも呼ばれる。製品部分が凝固収縮を行う際、その収縮を補うために鋳物に取付けた湯溜まり。
・ 中子(なかご)… 芯とも呼ばれる。鋳造品において中に空洞があるものを製造する際、空洞にあたる部分として鋳型の中にはめこむ砂型。

木型写真サンプル

 

③造型・抜型工程

木型を使用し砂型を作成する工程です。
鋳枠の中に木型を入れ鋳物砂を充填します、そして木型(主型・上がり・湯口)を抜型して鋳型を作ります。
また同時に芯取り木型を用いて中子(芯)を作成します。

・鋳型(いがた)… 鋳物を鋳造するための型、鋳物砂で作るので砂型、単に型とも呼ばれる。
・鋳枠(いわく)… 鋳型をつくる時、周囲を囲って砂を保持するための枠。
・上がり(あがり)… 注湯の際にガス・空気を抜くための穴。
・注湯(ちゅうとう)… 溶けた湯(金属)を鋳型に流しいれること。
・湯口(ゆぐち)… 湯を流しいれる入口、湯口が押し湯を兼ねることもある。


造型工程

 

④注湯前工程・⑤注湯工程

作成した鋳型と中子に塗型剤を塗り、注湯する準備を行います。
中子は主型の巾木にセットし、おもりや万力等で鋳型を封印します。この為、注湯前工程は「被せ」工程とも呼ばれます。


「被せ」工程が終わると注湯工程になります。
湯とも呼ばれる液体状態になった1000~1200度程の銅合金を、砂型に流し込みます。
右図の中子周辺の間隙部(白い部分)に湯が入り製品となります。

・塗型剤… 砂型に塗る保護塗料。砂型の強度アップ、鋳肌仕上りの向上、種々の鋳造欠陥の低減などを目的とする。
・鋳肌(いはだ)… 黒皮(くろかわ)とも言う。鋳肌は溶けた金属と砂型との接触面、また鋳造後の鋳造製品の表面部分を指す。

注湯前工程

 

⑤後工程

型ばらし工程とも呼ばれ、鋳物をきれいに掃除する工程です。
鋳物から砂(主型)を落とし、中子を削岩機等で抜き取ります。
堰や上がり、湯口・湯道を切断し、鋳型の合わせ面に発生したバリをグラインダーで除去します。
最後にショットブラストで鋳肌を綺麗にして鋳物(黒皮品)の完成です。

 

⑥加工工程・⑦検査出荷

黒皮品を旋盤などの工作機を使い粗加工します。
お打合せを元に種々の検査を実施し出荷致します。